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遺言書の必要性
《ご相談内容》
印象に残っている方で、不動産の名義変更を大至急お願いしたいという方がいらっしゃいました。
不動産の名義変更について、そのうちやればいいやと思い、お父様が亡くなられてから半年程放置していた所、名義変更はまだか?
と銀行から督促を受けたとのこと。
銀行からは半年前に、「9月末までには名義変更してくださいね・・・・」と言われていたが、忙しくて忘れていたとのことでした。
期限に遅れるにしても、出来る限り早く手続きをしなければ・・・ということで私どもに慌ててご相談に来られました。
《解決事例》
9月末までに手続きをしないといけないが、ご相談に来られたのが、既に9月20日でした。
通常、相続による名義変更というのは、戸籍集めだけで最低2週間は、かかるものです。
(本当に長い時は半年作業になることもあります。)
「戸籍集めが完了してから、遺産分割協議書を作成し、各相続人に順番に実印で押印を頂く」ということをする必要がありますが、それだけですぐに1、2ヵ月かかることもざらです。
今回の場合、出来る限りお急ぎとのことでしたので、戸籍集めと遺産分割協議書の押印を頂く作業を並行して進めることにしました。本来、戸籍を全て確認し、相続人が確定してからという順番になりますが、今回の場合、それを待っていては期限を大幅に過ぎてしまうので、例外的に平行に作業を進めました。(仮に、お話を聞かせて頂いた方以外に相続人が出てくれば、再度ご説明の上、遺産分割をする必要があるリスクをご説明。)
幸い、ご面談時にお伺いした方以外に相続人が増えることも減ることもなく、特に変更なく予定通り手続きを進めることができ、
お客さまにお伝えしていたより早く書類をお渡しすることが出来ました。
銀行からは、期限が過ぎたとはいえ、いついつまでには名義変更をするのでお願いしますと事情を事前に説明していたので、そこまで特に問題になることもなく無事に処理が出来ました。
半年猶予があるから、そのうちやろう・・・だと結構忘れたりするものなので、やるのならすぐにやるか、いついつから対処すると手帳に期限をつけておくことが必要だなあと改めて感じた出来事でした。
(私も仕事では出来ても、プライベートなことではついつい疎かにしてしまいがちですが、同じことなのだと思います。)
手続き完了後に、すごく早くして頂き助かりましたと感謝のお言葉とお礼にお菓子まで頂きましたが、こちらからの連絡にすぐに折り返しを頂いたり、集めてほしいとお伝えした書類をすぐに手配して頂いたりとご協力頂けたことが早くなる結果につながったのだと思います。